野生動物と私たちが共存可能か改めて考えてみたい

私の住んでる地域は、山を切り開いて造成された土地だけに、いろんな野生の動物たちと出会うことがあります。タヌキ、ニホンザルそれにイノシシ等々また沢山の野鳥も家の庭に置いてあるバードバスの水を求めてやって来ています。

野鳥の中でもキジバトが、つい先日から近所の家の玄関の門燈の上に巣作りをしました。毎日つがいのキジバトが、そんなに広くもない門燈の上に小枝を運んできていました。そうしている内に2、3日前からつがいの内1羽がその小枝を重ねて作った巣の上にうずくまっています。

どうも卵を産んで抱卵をしているようです。キジバトという鳩は群になって集まっている土鳩と違って、つがいで行動するようです。いろいろと調べてみますと、卵は2個ほど産んで雌雄が交代で抱卵し、約2週間ぐらいで孵化するようです。

その後、約2週間でヒナは巣立っていくそうですが、これまでキジバトのヒナが巣立っていくところは、まだ一度も見たことはありません。これまでも近所の庭先のソテツの葉の中に、木の枝を運んでの巣作りをして卵を産んで抱卵をしていたことがありました。

私は卵が孵ってキジバトのヒナの巣立ちが見られることを楽しみに待っていましたが、1週間もたたないうちにその巣から親たちは、突然姿を消していたのです。その頃付近ではカラスが良く飛んできていましたので、カラスに卵を食べられてしまったのか分かりません。

このように野生の動物たちにとって、自分の子孫を残していくことは非常に危険を伴うことがあるのだと改めて感じました。幸い今回は家の玄関の門燈の上と言うこともあり、カラスの進入は少し難しい場所に巣を作っているので、カラスから卵が食べられることは無いと思われますが、油断は禁物です。

知恵のあるカラスのことですから、どんな手段を使って進入を計るかは分かりません。ただ安心なのは、巣作りをしている門燈のあるお宅の人たちが、この巣作りを暖かく見守っておられることです。人間と野鳥が共存していく上で必要なことは、人間の野鳥へ対するやさしい心遣いが一番大切だろうと思います。

また、先日も家の周囲を散歩していたところイノシシの姿を見かけました。そろそろ山の中に餌が少なくなってきたのでしょう。人里へ下りてきて食料を探しているようです。これまでもタヌキが人家の庭へ現れて餌を探していたこともありました。

私たちはこれらの野生動物に簡単にエサを与えるのではなく、家の周りに餌となる食物を置かないで自然の中で餌を見つけさせて、自分の力で生きていけるようさせることも野生の動物に対する愛情だと思います。

このように野生の動物たちに自分の力で生き抜くことを教えていくのも私たち人間に与えられた大きな役割ではないでしょうか。野生の動物たちと共存していくことの大切さを改めて考えていきたいと思っています。